ほぼ週刊 ビジネスプレイボーイ

篠崎愛と紗倉まなをこよなく愛する独立会計士のブログ。

まだ間に合う!1週間で攻める日商3級 第4回

こんばんは、次郎です。

今日も早速行きましょう。

 

⑧売上・仕入

基本的な仕訳は大丈夫だと思います。

ポイントは仕入/販売諸掛でしょうか。

3級で出てくる諸掛は運送「費」なので費用です。

 

仕入れたときにかかる引取運賃などの諸掛は仕入(費用)に含ます。

逆に売った時の発送費用はだれが負担するかで変わります。

自分が負担する場合は「発送費用」(費用)、

相手が負担する場合で代わりに払った場合は「立替金」(資産)です。

立替金については前回の記事を見てください。

 

他に値引きと返品の論点がありますが、

注意点は特にないので省略します。

 

⑨手形

次郎が受験した時代は3級の難敵、「為替手形」がありましたが、

今はなくなったようですな。

なので合否ポイントは1つだけ。

自分の振り出した手形が返ってきたとき「支払手形」を減少できるかでしょう。

論点としては小切手と同じですね。

自分で手形を振り出したときは「〇〇 XX/支払手形 XX」なので、

それが戻ってきたら当然「支払手形 XX/〇〇 XX」として

支払手形を0にします。

 

ちなみに「受取手形」は後でお金がもらえる「権利」なので資産です。

「支払手形」は後でお金を払う「義務」なので負債です。

 

ほかに裏書と割引という論点がありますね。

裏書とはもらった受取手形を支払い手段として支払先に渡すことです。

つまりお金がもらえる権利を他人にあげる(資産が減少する)ことになります。

よって「〇〇 XX/受取手形 XX」となります。

 

割引は受取手形を銀行にもっていって、すぐに現金化してもらうことです。

なので受取手形が減少して、現金が増加することになります。この手段使う場合、手数料(割引料)がとられるので、

手形売却損などの科目を使います。

 

⑩有価証券

有価証券は株式と社債があります(細かい説明は長くなるので省略)。

売ったり、期限を迎えるとお金がもらえます。

つまり、お金がもらえる「権利」なので資産です。

論点は2つ、「買う」と「売る」です。

「買う」場合は購入手数料を含めることを忘れずに。

「売る」場合は買った値段と売った値段のどちらかが高いかで損したか得したかを表す必要があります。あなたの損得勘定が試されます。

買った値段>売った値段→有価証券売却損

買った値段<売った値段→有価証券売却益

 

⑪有形固定資産(建物・車両・備品など)

有形固定資産は長期的(1年以上)使う「物」なので、資産です。

論点は3つ、「買う」「使う」「売る」です。

「買う」「売る」は⑩有価証券と同様なので省略。

「使う」は減価償却のことです。

仕訳は大丈夫だと思います。ポイントは期中に買った場合です。

月割計算をするのを忘れないようにしましょう。

 

⑫資本金

資本金は会社を始めるときに必要な「もとで」なので純資産です。

「開業」「追加出資」という言葉が出てきたらこの勘定を右側に立てましょう。

また、店主がこの資本金を使う場合があります。

その場合に「引出金」という勘定を使用することも覚えてきましょう。

 

残りの論点は「決算」です。

長くなるので、明日にしましょう。