ほぼ週刊 ビジネスプレイボーイ

篠崎愛と紗倉まなをこよなく愛する独立会計士のブログ。

まだ間に合う!1週間で攻める日商3級 第3回

こんばんは、次郎です。

 

早速行きましょう。

第1問・3問・5問で必要となる

仕訳のポイントをおさえます。

 

①現金

お金なので資産です。

(資産って何?って方は前回の記事へどうぞ)

もらったら左側、払ったら右側です。

 

現金の合否ポイントは現金の種類です。

以下のものをもらったら「現金 XX/〇〇 XX」

という仕訳になります。

・他人振出の小切手

・送金小切手

・郵便為替証書

・配当金領収書

 

当座預金

銀行に預けているお金なので資産ですね。

 

合否ポイントは小切手ですね。

みなさんがもし小切手をもらって銀行に行くと、

小切手を出した会社の当座預金からお金がもらえます。

なので、

・小切手を振り出した→当座預金の減少

・自分以外が振り出した小切手をもらった→現金の増加

・自分(当店)が振り出した小切手をもらった

 (=振り出した小切手が戻ってきた)→当座預金の増加

となります。

 

③当座借越

「借」という字があるのでピンときた方、ご名答!

銀行からの一時的な「借金」です。

借金は返す「義務」があるので負債です。

 

合否ポイントは残高です。

この勘定は支払った後に当座預金がマイナスになったら使用するので、

当座預金の残高に注意しましょう。

逆に当座借越がすでにあって、当座預金に入金があった場合、

当座借越から減らすことを忘れないようにしましょう。

 

なお、第1問で当座預金と当座借越の勘定科目がない場合、

「当座」という勘定を使用することを忘れずに。

 

④小口現金

「現金」とあるのでお金です。なので資産です。

よく「定額資金前渡制(インプレストシステム)」がどうたらこうたらと書いてありますが、無視していいでしょう。

なお、小口現金が増加する問題の答えは

ほぼ「小口現金 XX/当座預金 XX」です。

 

④未払金・未収入金

未払金は字のごとく「未だ払っていないお金」なので、支払う「義務」があります。「義務」義務なので負債です。

「XXに払うこととした」と出てきたら使いましょう。

ただし、「仕入 XX/未払金 XX」は絶対に間違いです。

商品を仕入れて将来払う場合は「仕入 XX/買掛金 XX」となります。

 

未収入金は未払金の反対です。「まだ回収していないお金」なので、あとでお金をもらえる「権利」です。「権利」なので、資産です。

「XXに受け取ることにした」と出てきたら使いましょう。

ただし「未収金 XX/売上高 XX」は絶対に間違いです。

商品を売って将来代金をもらう場合には「売掛金 XX/売上高 XX」となります。

 

⑤貸付金・借入金

貸付金はお金を貸しているので、あとでお金が返ってくる=後でお金がもらえる「権利」です。なので資産です。

借入金はお金を借りているので、あとでお金を返す「義務」があります。なので負債です。

 

ポイントは利息でしょうか。

利息とともに支払った/受け取った場合の処理ができれば

問題ないでしょう。

 

⑥立替金・預り金

立替金は代わりに払ったお金なので、

あとでお金がもらえます(お金がもらえる権利)。

なので資産です。

「先方負担の発送運賃を立替払いした」場合にはこの勘定を使います。

先方が払うべきものを払ったので、あとでお金がもらえるからです。

仕入諸掛」や「発送費」を使ったらアウト!

 

預り金は字のごとく「預かっているお金」なので、

誰かに返したり、渡したりする「義務」があります。

なので負債です。

3級は「所得税源泉徴収分」をいうワードが

出てきた場合のみ使いますね。

 

⑦商品券・他店商品券

商品券を資産と思っている方が結構いそうな気がしますが、

残念、負債です。

商品券という勘定科目は自分の店の商品券のことです。

お客さんから商品券をもらったら、

商品をタダであげなければなりません。

つまり、商品をタダであげる「義務」です。

だから負債です。

 

一方で、他店商品券は他の店が発行した商品券です。

なので、発行した店に行ったら、タダで商品がもらえます。

つまり、商品がもらえる「権利」。なので資産です。

 

この区別ができれば問題ないでしょう。

 

 

今日はこの辺にしておきましょう。