ほぼ週刊 ビジネスプレイボーイ

篠崎愛と紗倉まなをこよなく愛する独立会計士のブログ。

篠崎愛ちゃんと学ぶちょいエロ会計学(第2回)

ビジネスプレイボーイの皆さん、こんにちは。

会計士次郎です。

 

本日は「篠崎愛ちゃんと学ぶ会計学」、第2回です。

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やってまいりました。本日のテーマは「リース会計」。

 

先日は、愛ちゃんを減価償却するという犯罪級の行いをした次郎ですが、今回は、リースつまり、愛ちゃんをレンタルすることになります。

 

はい。昨今流行のレンタル彼女です。

 

次郎は一度見たことがあります。

新宿駅の東南口でのカップルの別れのシーン。一見どこにでもいそうなカップルですが、明らかに男の方がイケてない。ダサいだぼだぼのシャツ、何年も洗っていないジーンズ、そうまさに電車男(古い)。一方、彼女の方はネイビーのブラウスに、白いロングスカート、いかにも男受けのよさそうな清楚系といったいでたちでした。顔はそこらの読者モデルよりも可愛いレベルです(山本美月に似ていたのでここでは仮に美月としましょう)。そんな美月が改札前でわざとらしいくらい、にこやかに一生懸命「彼氏」に手を振っていたのでした。

その光景は悪い意味で周囲の目を引いていました。

男が去ると、美月の表情が急変したのを次郎は見逃しませんでした。美月はさっと踵を返すと、新宿駅とは反対方向に歩き出しました。まるで一仕事終えて、次の現場に向かうデリヘル嬢のように冷たい目をしていました。

次郎は確信しました。

彼女は、「レンタル彼女」なのだと。

 

すべては「商売」。

「彼女」ですらも市場に商品として流通する時代になったのです。

資本主義というイデオロギーの恐ろしさに次郎は戦慄しました。

 

美月は、もしかしたら仕送りが足りない苦学生だったかもしれません。そして、やむにやまれぬ思いで業者にキャスト登録したかもしれません。一方男は、少ない月給の中から、なけなしの3万円を出して、彼女の若さと時間の一部を「買って」幾ばくかの癒しを得たのかもしれません。

 

新宿東南口広場、それは大人たちのドラマが交錯する人間交差点

 

前置きが長くなりました。

本日のテーマは「リース会計」です。

 

いってしまえば、レンタルです。

 

仕事に嫌気がさした次郎は、あるとき良からぬことを考えました。

「グラビアアイドルを半年くらいレンタルして彼女にできないかなあ」と。

旬のグラビアアイドルを半年毎でとっかえひっかえする。まさに次郎の理想とする生活です。

「最初にレンタルするとしたら、まずは篠崎愛ちゃんだな、早速所属事務所に連絡しよう!」

 

ここで、問題です。

篠崎愛ちゃんをリースした場合、会計上どう処理すればいいのか。

そもそもこれは、会計上「資産」にあたるのでしょうか。

 

ここで復習です。

資産とは「過去の取引、または事象の結果として、報告主体が支配している経済的資源」でしたね。

 

仮に愛ちゃんを半年間リースし、裸エプロン姿にしてあんなことや、こんなことをしたとしても、それは一時的なものに過ぎませんから「支配」しているわけではないんじゃないか。

前回、愛ちゃんは資産になりましたが、今回はそもそも「彼女」といってしまっていいものかどうか。

さすがの次郎も悩みます。

 

まさにリース会計ではこれがテーマになってくるのです。

 

リース取引には2種類あります。

それが、「ファイナンス・リース取引」と「オペレーティング・リース取引」です。

 

順に解説していきましょう。

ファイナンス・リース取引」とは何か。

ファイナンス・リース取引とは、リース契約を解除することができないリース取引またはこれに準ずるリース取引で、借手が使用する物件からもたらされる経済的利益を実質的に享受することができ、かつ、使用に伴って生じるコストを実質的に負担するリース取引をいいます。

 

また、長々と難しい文章が続いておりますが、これもお馴染み愛ちゃんの例えでいきましょう。

まずは、「リース契約を解除できないリース取引、またはそれに準じる取引」というのは、こういうことです。

 

新宿東南口改札前、午前10時。ソワソワした気持ちで次郎が待っていると、向こう側から真っ白なワンピースを着た愛ちゃんがやってきました。ナチュラルメイクにぷるぷるの唇。控えめにいって、最高です。

「こんにちは。次郎です」

「はじめまして、篠崎愛です。今日からよろしくお願いします!」

「えーと、今日から半年間レンタルコース、合計3,000万円を6回に分けて支払ってくださいね。」

「また万が一、次郎さんがリース中つまらないと感じた場合、いつでも事務所に戻りますので、その際は遠慮なく仰ってくださいね。ただし、半年分の料金は払っていただく必要がありますので、ご了承ください(⌒∇⌒)」

 

はい。ポイントはここです。

「リース契約を解除できない」とは、こういう条件を愛ちゃんが出してきた場合です。

次郎には、契約と同時に半年間の料金を分割で支払う義務が生じており、解約後もその料金を支払う義務がある。これは実質的に解約できないのと同じですから、「リース契約を解除できない取引に準じる取引」になるわけです。

 

また、もう1つ条件があります。

それが「フルペイアウト」。

会計上は、「借手が、当該契約に基づき使用する物件からもたらされる経済的利益を実質的に享受することができ、かつ、当該リース物件の使用に伴って生じるコストを実質的に負担することとなるリース取引」となっています。

つまり、次郎が愛ちゃんとの生活もとい性活(爆)を楽しむことができ、またそれにかかる諸々の費用を負担することになる取引ですから、こちらもそのまま当てはまります。

 

つまり、今回の愛ちゃんリース契約は、会計上「ファイナンス・リース取引」に該当するのです!

 

さて、このファイナンス・リースになると、会計上はどう処理するのが正解でしょうか。

結論からいいますと、これは「リース資産」に計上する必要があります。

そうレンタルといえど、愛ちゃんはあなたの「資産」としてステークホルダー=関係各位・他の篠崎愛ファンの方々に開示する必要があるのです。

その一方、貸方には、「リース債務」を計上する必要があります。

これは「負債」です。

「負債」とは、過去の取引または事象の結果として、報告主体が支配している経済的資源を放棄もしくは引き渡す義務、またはその同等物をいう」と定義されています。

 

この場合、次郎には半年間にわたり、彼女の事務所にリース料を支払う義務が生じていることになりますから、この義務もあわせて貸借対照表に計上する必要が出てくるのです。

 

早速仕訳を見てみましょう。

 

借方 リース資産 3,000万円 / 貸方 リース債務 3,000万円 

 

こうなります。

 

話をもどして、残った方の「オペレーティング・リース取引」。

これはファイナンス・リース取引「以外」の取引をいいます。

 

さて、晴れて愛ちゃんをファイナンス・リースした次郎は次なる岐路に立たされます。

それが所有権移転ファイナンス・リース取引と所有権移転外ファイナンス・リース取引です。

愛ちゃんの「所有権」ですか。

これは是非とも移転させてい頂きたい。

そのための解説は、長くなるので次回に回します。

 

ここまでお読みいただきありがとうございました。

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