篠崎愛ちゃんと学ぶちょいエロ会計学(第1回)
ビジネスプレイボーイの皆さん、こんにちは。
会計士次郎です。
本日は「篠崎愛ちゃんと学ぶちょいエロ会計学」、記念すべき第1回です。
なぜ、篠崎愛ちゃんなのか。
吉木りさちゃんでもなく、おのののかちゃんでもなく、はたまた馬場ふみかちゃんでもなく、なぜ篠崎愛ちゃんなのか。
彼女との出会いについて次郎が語りだすと日が暮れてしまうので、今日のところは置いておきましょう。
テーマはずばり「減価償却」。
はい。早速難しそうな言葉が出てきました。
もちろんバリバリの経理マンにとっては当たり前のこの言葉も、普通の若手ビジネスマンにはちょっと耳馴染みのない言葉かもしれませんね。
でも、ご安心ください。
われらが正義(ジャスティス)、篠崎愛ちゃんにかかれば、この会計ワードも一瞬にして解決!
分かってしまえば、ご褒美にあの可愛らしい童顔と巨乳ボディーがあなたを待っています。
それでは早速解説していきましょう。
さて、あなたが何かの間違いで、いや失礼、友人の紹介をきっかけに仲良くなり、幾ばくかのデートを重ね、お互いの心の距離を縮めたうえで、やっとの思いで愛ちゃんとお付き合いすることになったとします。
そう、篠崎愛ちゃんを彼女にした上で、あんなことや、こんなこと・・・、そこはご想像におまかせしましょう。
何はともあれ、無事、愛ちゃんとお付き合いすることになりました。
さて、ここで「会計」の世界では1つの問題が発生します。
第0回で解説したように、「会計」というのは、何かしらの「事実」が発生した際に、それを「仕訳」を使って記述する。そういう言語のようなものであるというお話をしました。
当然ですが、愛ちゃんとお付き合いすることは、妄想ではなく、「事実」であります。
つまり、この「事実」について、何らかの「会計」処理が必要となってくるのです。
さて、ここで「会計」という世界においては、1つ「資産」というくくりがあります。
資産とは、「過去の取引、または事象の結果として、報告主体が支配している経済的資源をいう」と定義されています。
こう書くとちょっと難しくみえるかもしれませんが、そうでもないんです。
つまり、こう考えてください。
「過去の取引、または事象」=友人からの紹介、そして代官山や恵比寿での愛ちゃんとのデート、そして告白の結果、「報告主体」=あなたが支配している「経済的資源」=愛ちゃん、こういうことです。
いや、「支配している」だなんて人聞きの悪いと思ったあなた。
おやおや。愛ちゃんとあんなことやこんなことをしているのに、それを認めないというのでしょうか。
他の男には決して見せることのない見せない愛ちゃんのあられもない姿、それを欲望のままに毎晩蹂躙しているあなたが「支配」していないとでもいうのでしょうか。
また、愛ちゃんを「経済的資源」だなんて非人道的表現だと思ったかもしれません。
でも愛ちゃんは超一流のグラビアアイドルです。
雑誌のグラビアから写真集、DVD、はたまた音楽活動まで、かなり稼ぎます。
次郎も今までいくらつぎ込んできたことか。
つまり。
篠崎愛ちゃんと付き合ったと同時に、会計上は愛ちゃんを「資産」に計上する必要がでてきます。
ただ、資産にもいろいろあります。
おおまかには、流動資産・固定資産に分かれます。
これはどういうことかというと、流動資産は、おおまかにですが、1年くらいで売ってしまう、または換金できちゃう資産。
固定資産は、1年以内には換金できない資産です。
また固定資産は、有形固定資産、無形固定資産、投資その他の資産という風に分かれます。
当然ですが、愛ちゃんとのお付き合いは1年で終わるわけもなく、結婚を前提とした清く正しい男女交際が始まるのですから、ここは固定資産に計上するべきでしょう。
逆に流動資産にしてしまうと、まずいですよ!
その発想危ないです。
愛ちゃんを棚卸資産や売買目的有価証券のように、いつか市場に売り飛ばす目的で付き合っているなんてもってのほか。
即刻このブログから退場していただきたい!
さて、これを仕訳にしてみましょう。
借方 愛ちゃん(有形固定資産) ***/ 貸方 デート代(費用) ***
こうなります。
つまり、あなたはデート費用でもって愛ちゃんを自分の女にしたのです。
めでたし、めでたし。
と平和に終わりたいところですが、「会計」ではそうは問屋が卸しません。
(愛ちゃんの価値は、デート代で買えるほど安くないし、彼女の笑顔とボディーはプライスレスだ!とのご指摘、ごもっともです。次郎も激しく同意します。しかし、会計上は「取得原価主義」であり、自己創設のれんの計上は禁止されているのであしからず。「のれん」については連結会計の回で詳述する予定です)
今は順調な愛ちゃんとのラブラブな交際も、何かの手違いで喧嘩することもあるでしょう。
だんだん夜のプレイもマンネリ化してきて、彼女に魅力を感じなくなってしまうかもしれません(次郎は断じてそんなことはないですし、それは許されないのですが、あくまで仮定です)。
こういうとき、「会計」ではどうするのか。
前置きがだいぶ長くなりました。
ここで登場するのが、「減価償却」です。
減価償却とは、「費用配分の原則に基づいて有形固定資産の取得原価をその耐用期間における各事業年度に配分すること」です。
また、難しそうな言葉が並んでいますが、簡単です。
つまり愛ちゃんでも(いや想像したくありませんが)、人間ですから年はとります。
彼女の価値は年々「減価」していくのです。
もちろん大人の女になるにつれて、さらに魅力が増していくことも考えられますが、今回は仮定の話です。
また「耐用年数」というのは、愛ちゃんがあなたと何年お付き合いするかと考えればわかりやすいでしょう。悲しいですが車を乗り換えるがごとく、愛ちゃんを・・・いや、やめておきます。
気を取り直していきましょう。
ここは、順調に3年間の交際期間を経て愛ちゃんと結婚すると仮定しましょう。
結婚となると「彼女」から「妻」となるわけですから、「彼女」としての価値は減価していく。そう考えましょう。何度もいいますが仮定の話です。
ちなみに税務上はこの耐用年数が法律で決まっており、例えば用途や車種にもよりますが、車なら4年などと決まっています。面白いのは生物にも耐用年数が法定されており、役肉用牛は6年、乳用牛は4年、豚は3年です。ちょっとエロい、いやなんでもない。
さて、ここで減価償却とは、この耐用年数の中で、「資産」を「費用」に振り替えていく手続きとなります。
「費用」とはまあ、損益計算書に計上していくということです。「費用」についても別の回にゆずりまして、話を進めます。
ここで「減価償却方法」を選択する必要があります。
つまり愛ちゃんの価値が3年間でどのように減っていくのか、その見積もって、ちゃんとその実態を表すような減らし方をしようよ、ということです。
代表的なものは、定額法。
これは簡単です。
3年間愛ちゃんの価値が一定額ずつ減っていくという方法。
もう1つは、定率法。
これは、ちょっと難しいですが、つまり最初のほうにたくさん減っていくよ、という考え方です。
例えば、あなたと愛ちゃんは最初の3か月は公衆の面前で恥じらいもなく熱いキスを交わすい「いちゃこら」カップルだったかもしれませんが、3か月後には愛ちゃんとの夜の連結会計にも飽きてきてしまったと。
こういう場合は、定額法よりは、定率法の方が、愛ちゃんとのお付き合いの実態を適切に表しているでしょう。
他にも、生産高比例法というのもあります。
これは愛ちゃんとの子作りを想像していただければよろしい(爆)。
夜な夜な愛ちゃんとのプレイに励み、仮に3年で子供を3人産んでくれると仮定すれば、子供を1人産む度に、3分の1ずつ資産を減らしていくよ、という方法です。(ハイペースすぎるかもしれませんが、あくまで仮定です(笑))
さらには、取替法という禁断の大技もありますがマニアックなのでここでは割愛します。気になる方は是非検索してみてください。
基本的には、定額法と定率法さえ分かっていれば問題ありません。
それでは誠に遺憾ではありますが、愛ちゃんを減価償却する仕訳をしてみましょう。
借方 減価償却費(費用) ***/ 貸方 愛ちゃん減価償却累計額 ***
こうなります。
仮に、耐用年数を3年、定額法、愛ちゃんの取得原価を300万円と仮定すれば、決算時に***に100万円が計上されることになります。
簡単ですね。
さて、減価償却の解説をしてきましたが、いかがでしたでしょうか。
次郎としては、愛ちゃんを減価償却するなんてありえないのですが、会計を分かりやすく解説するために、泣く泣く大好きな彼女に登場していただきました。
ビジネスプレイボーイの皆さまにおかれましては、くれぐれも彼女を減価償却するなどというわけのわからないことを彼女の前で口走らないことをお祈りして、このあたりで筆をおきたいと思います。
ここまで読んでいただきありがとうございました。